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人との縁を大切に仕事に復帰。お客様に喜ばれる惣菜を提供したい【売鮮市場どんどん 音更店】

2024年4月8日公開

私が選んだ職場

高校卒業後、接客の仕事を続けてきた大和田さん。子育て中に株式会社テキサスでパート勤務を始め、「休みの融通が利き、人間関係も良いから」と1年の休業を除き、15年間当社で働いています。昨年2月から惣菜を担当。お客様に喜ばれる味を目指して、毎日楽しく取り組んでいます。

惣菜スタッフ/大和田 美穂さん(50歳)
帯広市出身。地元の温泉ホテルやスーパー等の接客業を経て、34歳から株式会社テキサスで働く。

時間が調整しやすく人間関係も良好

「帯広市内にあるスーパー『テキサス本店』で働き始めたのは16年前、34歳の時でした」と大和田さん。当時、当社では無料の託児所を運営しており、1歳のお子さんを預けながら働けることに大きな魅力を感じたそうです。「お店は自宅から近く、週末のみの営業だったので、時間が調整しやすかったことも理由です」と言います。また「担当するレジ業務はスタッフ同士の結束力が強く、休みを融通し合える環境で、人間関係がとても良かったです」と振り返り、その後も14年間勤務を続けました。

2年前に体調を崩して、一度退職しましたが、1年後に以前の上司から「売鮮市場どんどん音更店で惣菜スタッフを募集しているので、働いてみませんか」と誘われました。「体調も戻り、そろそろ働こうかと思っていた時期でしたし、社長への恩返しの気持ちもあって頑張ってみようと考えました」。現在会長職にある当時の社長は子ども好きで、託児所を利用する大和田さんや子どもに「大丈夫か、元気か」など、たびたび話し掛けてくれたそうです。「病気で休んでいた時も心配してくれて、電話をもらったこともありました。ありがたくて『この社長の下でなら働ける、縁を大切にしたい』と思ったんです」。そして昨年2月、音更店の惣菜スタッフとして復職しました。

販売する惣菜作りの難しさを実感

大和田さんは、月8日休みのパート勤務で、社会保険にも加入しています。「繁忙期は多少残業もありますが、基本的には7時半から15時までと決まっているので、家事と両立しやすいですね」と話します。

仕事は、マニュアルに沿って冷凍の業務用食材を加熱調理したり、弁当用のおかずを作って詰めたりすることが中心です。調理にあたっては、新型コロナウイルスの感染拡大防止の影響もあり、衛生面と安全面には徹底して注意を払っています。

「お客様に販売する惣菜を作ることは、主婦として続けてきた料理とは全く違います。特に揚げ物は難しく、見た目は揚がっていても中が生だったら、食中毒につながりかねません」と話す大和田さん。初めはタイマーを使って時間を計っていましたが、その日の気温や季節でも最適な揚げ時間は変わってきます。不安な気持ちから、ついつい揚げ過ぎてしまう時もあり、勤めて数カ月は「大和田さんの揚げ物は色が濃いね」と言われていたそうです。上司に相談したところ「揚げ具合は音で分かるよ」と教えられ、その後は音を聞き分けることを心掛けました。「何度も音を聞き、感覚的に覚えるしかありませんでした。次第に分かるようにはなったのですが、まだまだ修業中です」と気を引き締めます。

心に余裕ができたら新しいお弁当を考えたい

現在、味付けを担当するから揚げ、肉ジャガ、カツ丼等は、調味料の計算を間違わないよう常に意識し、可能な限り味見をしていると言います。「自分が食べてみて塩気が少ない、多いなどあれば、調整します。お客様に味を聞かれた時、説明するためにも味見は大事ですね」。調理品を売り場に並べる時、お客様から「おいしかったあの惣菜、今日はないの?」「このお弁当、好きなのよね」などの言葉を掛けられるとうれしいと話し、「作って良かった」とやりがいを感じる毎日です。

自宅では、高校1年生の娘さんが夕食の洗い物、中学1年の息子さんは重い荷物を運ぶなど、何かと手伝ってくれるそうです。「洗い物は1回いくらと小遣いを決めているので、月末に娘から請求書が来るんです。でも、洗ってくれるだけありがたいですね」とほほ笑みます。

お子さんのサポートを受けながら、楽しく仕事をしている大和田さんの今後の目標は、新しい惣菜を考案すること。「今の業務に慣れてもう少し余裕ができたら、お客様の声も聞いて、喜ばれるような安くておいしいお弁当を提供したいですね」と、次のステップへ向けて、日々惣菜作りに取り組んでいます。

  • 揚げ物では油がはねる恐れがあるため、やけどをしないよう注意している

  • 一定の味のご飯を提供するため、米は正確に量り、決められた水加減を守っている

  • 惣菜は品名や値段の見やすさ、取りやすさに配慮して売り場に並べていく

親しまれる店づくりが目標。買い物時の従業員割引も好評。

当店では、気軽に声を掛けていただけるような、お客様に親しまれる店づくりを目指しています。忙しい時には協力し合って乗り越えるチームワークの良さがあり、子育て中のパートスタッフに対しては優先的に希望休が取れるよう調整しています。また、当社店舗での買い物の際に利用できる「従業員割引」を昨年からスタートし、喜ばれています。

売鮮市場どんどん 音更店

本社は株式会社テキサス(帯広)。大量仕入れによりコストを抑え、食品やお酒を安価に販売する店を十勝・釧路で運営。当店では生鮮食品からお酒・お米まで幅広く取り扱っている。

北海道河東郡音更町木野大通西15丁目2‐4
TEL.0155‐30‐3000
https://www.texas-gp.co.jp/shop/dondon-otofuke.html

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